サイクリンググローブや手袋をスマホ対応にする裏ワザ
冬の外出には手袋が欠かせませんが、サイクリングでも長指のグローブをするので、スマホ対応のものでないと地図アプリを操作できず、不便に感じる方も多いのではないでしょうか？
私は方向音痴なので、知らない土地や久しぶりに行く所は、地図アプリがないと迷子になってしまいます (^ ^;。
きっかけ
以前、パールイズミのスマホ対応のグローブを買ったのですが、使っているうちに段々感度が悪くなってきました。グローブ自体はまだまだ使えそうだったので、工夫してみることに。
ネットで調べると、導電糸という電気を通しやすい糸を縫い付ると良いというのでやってみたのですが、洗濯を繰り返すとこちらも感度が下がってきました。その後、導電糸で編んだ指サックも買ってみたのですが、グローブの指先に被せるだけなので外れやすいし、繰り返し使用するとやはり感度が落ちてきて、緩みも大きくなって無くしてしまうことが多かったです。
似たような機能のシールも売られていたのですが、単価が高く、グローブの洗濯を繰り返して剥がれると、コストが嵩むのでは？と心配になりました。
その時にひらめいたのが、以前、iPadで絵を描く時にスタイラスペンを自作した時に使用した導電スポンジ。本来は、パソコンのメモリなどを静電気から守るために使用するものですが、金属で出来たペンや鉛筆ホルダーの先にこのスポンジを取り付けると、オリジナルのスタイラスペンが作れるのです。
これと同じような素材で出来ている静電気除去テープというものを見つけ、グローブに貼ってみたところ、スマホの操作が可能になることが分かりました。
静電気除去テープでスマホグローブ、スマホ手袋を自作
TRUSCO 静電気除去テープ SDT255基本的には、自分の指の幅や長さに合わせてカットして貼るだけでOKですが、この時、角を丸く切ると剥がれにくいです。
このテープは不織布をベースにしているので、指先のような曲面にも貼りやすいです。数回の洗濯くらいでは感度はそんなに落ちません（ページトップの左のグローブは現在使用中のもので、数回洗濯した状態です）。
お値段が２千円弱と、ちょっと高いように感じますが、スマホ手袋専用のシールを何度も買い換えるのに比べると、かなり割安。
25mm幅で長さが5mなので、グローブの洗濯の度に貼り直しても数年は持ちます。サイクリング仲間とシェアすると安く上がっていいかもしれませんね。
貼り付きの相性がよい素材
グローブの指先に、ウレタンや合成ゴムなどの滑り止めがプリントされているものだと、テープとの馴染みがよく、洗濯を繰り返しても取れにくいです。
貼り付きが悪いときは
しかし、滑り止めのゴムの素材によっては、剥がれやすくなってしまうことがあります。私の場合、ビニール用の両面テープで薄手のものを間に挟むと改善されました（ホームセンターなどでよく売っています）。
指先がスエード調の合成皮革のものは、特に剥がれやすいようです。しかし、荷造り用の布テープを両面テープにしたような素材のものを貼ってみたところ、剥がれにくくなりました。
ニチバン 布製 強力両面テープ H855-25普通の手袋にも使える？
シールを貼ることが出来る素材なら、上記の方法でスマホ対応に出来ますが、毛糸など、テープを貼ったり剥がしたりを繰り返すと、毛羽立って傷んでしまうようなものには向いていません。
気温が低くて感度が低下するときは
気温が低い朝や日没後は、この静電気除去テープに限らず、一般的なスマホ手袋の感度も下がるようです。
朝晩用の厚手のグローブには、長めに切ったテープを貼っておくと、感度が上がって使いやすくなります。
（ページトップの写真右のグローブ参照。テストで人差し指のテープを長めに貼ってみたら感度が上がったので、親指もそのうち長いものに貼り替えようかと思っています。）
冬が終わったらテープを剥がしましょう
どんなテープでも、長い間貼ったままにしておくと、接着剤がグローブに固着して取れにくくなる恐れがあります。
接着力が強めの両面テープを併用する場合は、こまめに張り付いていないかチェックするようにしましょう。また、冬の終わりには全部剥がしてしまった方が無難です。
（実は、冒頭に書いたパールイズミのグローブですが、布製強力両面テープを貼ったまま剥がすのを忘れてしまい、次の冬には取れなくなってしまいました＿|￣|○ 皆様も、どうかお気をつけください。）
